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外食が多い人 No.26

最近ゴハンがおいしく感じられない… ■ 亜鉛で味覚を整えよう

最近、何を食べても味が薄いと感じることはありませんか?
それは亜鉛不足による味覚障害が原因かも知れません。
この頃、特に若い女性に亜鉛不足が急増しているのです。

さらにはイライラしたり女性ホルモンの調子が悪かったり、
男性は精子の数が少なくなったりするのも亜鉛不足による可能性があります。

亜鉛は牡蠣や牛肉、ラム肉、卵、ナッツ類やヨーグルトなどに多く含まれています。
心当たりのある人は亜鉛を毎日しっかり摂るように心がけましょう。
ただし亜鉛は摂りすぎると過剰症になる恐れもあるので気を付けて。

【詳細】   最近ゴハンがおいしく感じられない… ■ 亜鉛で味覚を整えよう

最近、ゴハンを食べていても、おいしく感じられない…なんてことはありませんか?お気に入りのお店に行っても「もっとこのお店の料理おいしかったはずなんだけど…」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。実際にお店のシェフが変わったのかもしれませんが、もしかしたら味が変わったように感じる原因はあなたの体調にあるかもしれません。
 そこで、今回は人間の味覚との関わりが深い「亜鉛」についてご紹介しましょう。最近特に亜鉛不足の人が急増しているので要注意ですよ。

 
■ 亜鉛とは?

亜鉛は今もっとも注目されているミネラルの一種です。新陳代謝が盛んな細胞に多く含まれ、タンパク質の合成や細胞の代謝などに関わる酵素の成分となっています。
細胞の代謝に関わるため、特に成長期の子どもには重要なミネラルで、不足すると発育を妨げる原因になってしまうこともあります。
 今までは通常の食生活では不足する心配はあまりありませんでしたが、最近になって、偏りがちな食生活や亜鉛のはたらきを阻害する添加物の摂取などにより、大人、子ども問わず、亜鉛不足が心配されるようになりました。
 では、亜鉛は具体的に体内でどのようなはたらきをしているのでしょうか。

 
■ 亜鉛のはたらき

○感情のコントロール

感情をコントロールをしたり、記憶を維持するためには、神経細胞同士の情報伝達がスムーズに行われる必要があります。そこで登場するのが亜鉛。
 亜鉛は、神経細胞の刺激伝達物質を合成し、脳の機能を向上させたり、精神を安定させる働きがあります。亜鉛が不足していると、イライラしたり、記憶力が低下したり、ひどい場合はうつ状態になってしまうこともあります。
 「キレる」子どもが多い理由も、亜鉛不足にあるとも言われています。


○免疫力の向上

風邪にはビタミンCがいいと言われていますが、その時に、一緒に摂るといいのが亜鉛です。カラダの中に異物が入ってくると、亜鉛を含む酵素が新たに免疫細胞を作り、免疫力を高めます。ケガをした時も同じで、皮膚細胞の再生を助けてくれるので、傷の治りを早くしてくれます。さらに、粘膜を守るビタミンAも体内に留めておく作用もあるので、喉や鼻の風邪の時に亜鉛を摂ると効果的です。
 ただし、亜鉛は摂り過ぎると免疫力の低下を招くので注意しましょう。


○女性ホルモン分泌促進

女性ホルモンが正しく機能するためには、亜鉛を欠かすことができません。
 亜鉛が不足すると、女性ホルモンのはたらきの低下や、月経周期の乱れなどの症状が表れます。特に更年期は、ただでさえホルモンバランスが崩れがちなのですが、亜鉛が不足していると更にその症状に拍車をかけることになってしまいます。
 また、更年期の女性に限らず、若い女性にも亜鉛は不可欠な栄養素です。
 亜鉛が不足すると、卵子の発育にも大きな影響を与えてしまうので、妊娠を望む人や、妊娠中の人は亜鉛不足に気をつけましょう。

一方、女性ホルモンの話だと、男性には関係ないように思われるかもしれませんが、男性にとっても、亜鉛は重要な成分です。
 亜鉛は別名「セックスミネラル」とも言われており、男性の前立腺で性ホルモンの合成と深く関わっていて、精子を作ったり、精子の運動を活発にする作用を持っています。亜鉛を多く摂ったからといって精力が増すわけではありませんが、不足すると精子の生産量も減少してしまうので注意しましょう。


○味覚の正常化

人間の味覚は舌にある味蕾(みらい)という器官と深い関係があります。鏡で舌を見てみると表面にプチプチとしたものが見えるかと思いますが、それが味蕾です。人間は味蕾から入ったサインが脳に伝わり味を感じているのです。

しかし、亜鉛が不足すると、味蕾の細胞の新陳代謝が悪くなり、味覚が鈍って濃い味のものでしか味が感じられなくなったり、ひどくなると、甘いものを苦いと感じたりするなどの味覚障害の症状が表れます。特に、中年期以降からは味蕾の数が減っていくので、亜鉛をしっかりと摂るようにしましょう。

 
■ 亜鉛の摂り方

亜鉛は、ベジタリアンやアルコールを好む人、ペニシリンや利尿薬を服用中の人は、吸収率が低下しやすいので積極的に摂取する必要があります。
 また、カラダの中にある亜鉛は、タンパク質との結びつきが非常に強いので、他の部分で亜鉛が不足したからと言って、体内の亜鉛をうまく循環させるような作用はありません。そのため食事など外部から亜鉛を摂取する必要があるのです。

亜鉛の1日の所要量は、成人男性で10〜12mg、女性で9〜10mgです。妊婦さんは+3mgほど多めに摂るようにしましょう。
 ただし亜鉛には許容上限摂取量というものがあり、これを超えて摂取すると過剰症として悪影響を及ぼすことがあります。亜鉛の許容上限摂取量は男女とも30mgです。

亜鉛が多く含まれている食品としては、牡蠣や牛肉、ラム肉、卵、ナッツ類やヨーグルトなどが挙げられます。これらを特別に食べ続けると許容上限摂取量を超えることもあり得ますが、通常の食生活で許容上限摂取量を超えることはまずないと考えていいでしょう。
 しかしサプリメントで摂る場合は注意が必要です。1日の摂取量をきちんと守り、上限を超えないように十分注意しましょう。マルチミネラルなどにも亜鉛は含まれていますが、ミネラル類は全般に許容上限摂取量が定められているものが多いため、目安量をきちんと確認して摂るようにしましょう。

亜鉛を摂り過ぎるとビタミンAの代謝とも関わるほか、銅の吸収が阻害されるので、貧血が起きたり、免疫力やコレステロール値の低下などの害も起こりえます。一度に大量摂取した場合は、急性中毒を起こすので絶対にやめましょう。


最近なんとなく味が薄いと感じる人は亜鉛不足による味覚障害の可能性があります。特に若い女性に増えているということなので、亜鉛をはじめミネラル類も毎日しっかり摂るように心がけたいものですね。

 
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