動物性のレチノールは、体内でビタミンAに変化し肝臓に蓄積されます。短時間で効果を発揮しますが、摂りすぎると疲労感や吐き気、下痢、睡眠障害や肌荒れなどの悪影響が出る場合があるから注意が必要です。
一方、植物性のカロテンは、必要分だけビタミンAに変化し、残りはそのまま貯蔵されるので、摂りすぎても問題はありません。
ビタミンAは脂溶性なので、食品から摂取する場合は、油を使って調理したもので摂ると効果的です。特に、カロテンは吸収があまりよくないので、ビタミンA摂取を目的にする場合は、必ず油で調理したものを摂るようにしましょう。
バランスは、レチノールとカロテンが1:1になるのが理想です。
しかし、ビタミンAを食品からバランス良く摂るのは、外食の多い人には難しいものです。吸収の良さや効率良い摂取を望むなら、サプリメントで摂るのがオススメ。サプリメントの原材料をビタミンA成分だけで比べるなら、天然も合成もさほど違いはありません。
天然で無精製のものは食品をそのまま濃縮してあるため、ビタミンAだけでなく、その他に含まれる栄養素をバランス良く摂取することができます。また、植物酵素やファイトケミカル(植物栄養素)なども一緒に摂ることができます。一方、天然食品から抽出された成分は合成のものとほとんど効果は変わりません。合成ものは大量生産ができるため安価なので、抽出と合成なら含有量が多く安い方を選べばいいでしょう。
また、ビタミンA商品の場合はレチノールよりβ-カロテンのものを選ぶようにしましょう。
とは、言ってもサプリメントは万能なわけではありません。本来は、食品から摂るのが理想です。できるだけ食品から、必要な栄養素を摂れるように努力し、それでも不足する分をサプリメントで補っていくようにしましょう。 |