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お酒をよく飲む人 No.9

日本酒にも含まれている 抗酸化物質って何だ?

活性酸素とは、体内へ取り込まれ燃焼した酸素の一部で、人間の体に攻撃をしかける酸素のこと。
油と結びつきやすい性質から、細胞を覆っている膜である不飽和脂肪酸と結びつき、老化をすすめる。

そして、その活性酸素を除去してくれるのが、抗酸化物質。
抗酸化物質は、体内にも存在しているが、外部から摂取することもできる。
代表的なものは、ビタミンC、E、β-カロテン、ポリフェノールなど。

そして日本酒には、ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用のあるフェルラ酸と呼ばれる成分が含まれている。
そのため、適量の日本酒は老化防止にも役立つのである。

【詳細】 日本酒にも含まれている 抗酸化物質って何だ?
このコラムの第6号でも取り上げた日本酒。日本酒全般の話は、第6号を読んでいただくとして、今回は、その日本酒の持つ、活性酸素を除去するはたらきのある、抗酸化作用に注目してみたいと思います。抗酸化作用や活性酸素って、健康の話題でよく耳にしますが、漢字だけ見てもわかるようなわからないような…。今回は、そんな日本酒の持つ、抗酸化作用に注目してみることにしましょう。
 
■ 活性酸素とは?

酸素が人間にとって必要なものであることは、周知の事実。「活性酸素」と漢字だけ見ると、酸素は酸素でも、体に有益な酸素みたいに思ってしまいそうですが、実はその逆で、活性酸素は、人間の体に攻撃をしかけてくる酸素なんです。もう少しいうと、体内に取り込んだ酸素が体内で燃焼されて、その酸素の2%が活性酸素に変身します。

酸化という現象をみなさんは、ご存知ですよね?リンゴをむいてそのままにしておくと茶色くなったり、金属が錆びたり、古くなった輪ゴムがすぐ切れるようになったり、黄金色だったはずのサラダ油も、何度か使うと黒くなったり…。それらはすべて活性酸素によって酸化してしまった現象です。酸素は必要不可欠なものでありながらも、体にマイナスな影響も与えてしまっています。

例えば老化。老化の原因=活性酸素と言われるほど、老化と活性酸素は深いかかわりがあります。人間の細胞は体内におよそ60兆個あると言われていますが、各細胞の一番外側を覆っている膜は、不飽和脂肪酸という油分でできています。サラダ油が黒くなったように、活性酸素は、細胞の膜の油ともしっかり結びついて、人間の老化を確実に進めていってしまいます。

活性酸素は、オキシドールと呼ばれる過酸化水素水のことなので、体にとってプラスな面もあるものの、老化だけでなく、さまざまな悪影響もあります。

・「肝臓」
…お酒ともかかわりの深い肝臓は、活性酸素が絶えず発生しているため、肝臓がやられだすと、疲れやすくなったり、やる気がしなくなったりの悪影響が。

・「肌のシミやそばかす」
…活性酸素は紫外線でも発生します。紫外線の影響で発生した活性酸素を除去するために、メラニン色素が分泌されるので、活性酸素が増えれば増えるほど、メラニン色素も増え、シミやそばかすができやすくなります。

・「血管が詰まる」
…活性酸素が、悪玉コレステロールを酸化させることで、酸化コレステロールを作りだし、血管内に付着して、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしてしまう場合があります。

上記のように、いろいろと問題の多い活性酸素。それを除去するためには、どうすればよいのでしょうか。

 
■ 抗酸化物質とは?
活性酸素にはさまざまな問題がありますが、体内には、ちゃんとその活性酸素を除去するはたらきもあります。それが、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やカタラーゼ、グルタチオンなどの、スカベンチャーと呼ばれる活性酸素除去酵素の存在。そのはたらきを持つ物質を、抗酸化物質、そのはたらき自体を抗酸化作用と言います。しかし、体内のスカベンチャーは、年齢とともに減少していってしまいます。ただでさえ、活性酸素は老化を進めているにもかかわらず、年齢とともにスカベンチャーが減少すれば、ますます老化が進むことに…。そんな場合はどうすればよいのでしょうか。

活性酸素対策として、重要なのは、生活習慣の改善なのですが、抗酸化物質を多く外部からも摂取することによって、活性酸素を除去することができます。その抗酸化物質を多く含む栄養素は、ビタミンC、E、β-カロテン、ポリフェノールなど。

スカベンジャーは何種類も存在しているのですが、どれか一種類を摂ればよいというわけではなく、お互いの不足部分を補いながらより、パワーを発揮するという特徴があります。抗酸化物質を持つ動物性と植物性両方の食品を一緒にとることが重要です。

 
■ 日本酒の成分フェルラ酸
ここでようやく登場するのが、日本酒です。日本酒に含まれるポリフェノールの一種であるフェルラ酸という成分には老化を防止したり、抗酸化作用があります。このフェルラ酸は、SODと同じくらいの効果を持っていますし、大腸ガンの発生を予防したり、紫外線をカットし、シミやシワを防ぐ美肌効果を持っています。

従来は、化学合成でしか製造できなかったフェルラ酸ですが、近年では、天然の米ぬかから低コストで効率よく抽出する技術が確立され、食品、化粧品、医薬品原料としても大いに注目を集めています。

若さを保つためには、欠かすことのできないフェルラ酸。日本酒を多く飲む人は、体内にフェルラ酸が多く存在しているそうです。また、日本酒を多く飲む、東北地方の人は、他の地方に比べて、ガンで死亡する確率も低いんだそうです。

これから、忘年会やお正月などで、日本酒を飲む機会も増えることでしょう。適量飲酒は絶対ですが、少し、日本酒の持つさまざまな効果を思いながら、飲んでもらえたらなと思います。日本酒には、本当にたくさんの効果があるんですね。

 
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